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超音波治療器「フィジオソノ」のご紹介

さて、圧力波、低周波と続いて今回は超音波治療器「フィジオソノ」のご紹介です。

機器の使用イメージとしてはこんな感じですね。見たことありますでしょうか??

こちらも整骨院や整形外科ではよく使われています。

特に捻挫や打撲、骨折などされたことがある方はご経験があるかもしれません。

では超音波治療器とはなんでしょうか?

という説明をする前に…

まず「超音波」という単語でひっかかってしまうと思いますのでその説明からはじめますね。(ひっかからなかった方はごめんなさい!でも読んでね 笑)

「超音波」という単語はきっと聞いたことがあると思います。

でも実際どんな作用と効果があるかと言われると「?」になりませんか??

ではまず超を取って…音波とは!

音波とは空気中を伝わる波のことです。

その波がヒトの鼓膜を揺らすとヒトはそれを音として感知するわけですね。

なので一般に音波という場合は、「ヒトが聞くことができる周波数のこと」を指します。

周波数とは「振動による波の数」のことです。

人が聞く事のできる周波数は20~20kHzまでになります(可聴音といいます)ので、その範囲が音波ということになります。

超音波とはこの「人の聞こえる周波数(20khz)の範囲を超える音波のこと」です。

尚、広い意味でいうと、空気中に関わらず固体中に伝わる振動も音波と呼びます。

なので体内に振動の波が伝わっても音波といえます(厳密にはもう少し説明が必要ですが…)

で!やっと、超音波治療器とはなんぞや?が言えるわけです。長かったですね。。

つまり、超音波治療器とは

「体内に伝わらせることができる振動エネルギーをつかって深部へのアプローチを可能にしよう」という治療器です!

超音波は20khz、20000回を超える振動数だとご説明しましたが、

治療器で用いる超音波は1Mhz~3Mhz…つまり1秒間に100万回~300万回の振動が発生します。

振動をマッサージとイメージしたら超超高速ですよね。

では、ここで超音波治療器の主な特徴をお伝えします。


1.照射する箇所を浅い部分・深い部分とコントロールすることができる
2.温熱作用と非温熱作用を使い分けることができる
3.急性期からの使用ができる

まずは特徴の1つめ。到達深度のコントロールについてです。

音波は体内を用意に伝わりますので深い部分にアプローチができます。

この到達する深度を設定によりコントロールできますので狙った場所に刺激を届けることができます。

周波数が高くなれば、浅層組織にエネルギーが吸収され、深部到達しにくくなり…

逆に周波数が小さいと深部到達しやすくなります!

なので先ほどお伝えした300万回の振動はたくさん振動するのでなんとなく多い方が効果がありそうな気がしますが、

浅いところで吸収されてしまうので深いところにいかないんですね。

使う側はこんなことにも注意しながら設定を選んでいます。

次に、温熱効果と非温熱作用です。

超音波では連続して照射されることで振動が熱エネルギーに変換されて温熱作用が生まれます。

摩擦で熱が生まれるイメージですね。

そしてこの照射時間に休止時間を含めて照射と休止を繰り返す(間欠といいます)と、温熱の作用を抑えて振動の刺激を中心にすることができます。

これがマイクロマッサージと呼ばれる機能、非温熱作用です。

温熱の効果としては組織を温めますので、

①循環改善による疼痛の緩和
②組織の伸張性の改善
➂筋緊張の緩和

が期待できます。

具体的には筋肉の痛みや癒着(組織同士がくっつき動き悪くなるイメージ)、関節の拘縮(固まること)などに効果があります。

くっついた組織が熱によってはがれますので、癒着による神経痛なんかにも効果ありです。

特に肩が動かない…という方には超音波をした後にストレッチなど関節を動かす手法を交えることで可動性が出てきます。

非温熱作用としては、振動の刺激が細胞を活性化しますので、

①骨癒合の促進効果、
②炎症組織の治癒促進

が期待できます。

特に①の骨折時の癒合促進については高いエビデンスがあり、現場でもその効果が認められています。

超音波というと骨折治療のイメージが強いのはそのためでしょうか。

②については最後の「炎症期でも使用できる」特徴と合せてご説明いたしますね。

ほとんどの医療機器は、受傷して間もない頃は炎症を助長させてしまうため炎症期での使用が出来ません。

しかし、超音波治療器では非温熱の設定が可能です。

非温熱は休止時間を設けることで熱の発生を抑えて振動の刺激をメインとする設定でしたね。

この微細な振動が細胞と細胞の間の組織液の循環を改善させて浮腫の軽減や周辺組織の治癒力を高めてくれるんです。

ので、炎症が助長することなく、むしろ改善していきます。

つまり捻挫や打撲といった急性の炎症が出やすい症状でも積極的に使用出来て効果も期待できるんですね!

ちなみに超音波治療器を受けたことがある方はお判りかもしれませんが、照射されているとピリピリしてきたり痛みを感じることがたまにあります。

これは振動エネルギーが狭い範囲に高密度で照射されるからですが…

当院が採用しているフィジオソノはその不快感が少ない優秀な治療器なんです。

昔の超音波治療器ではこの痛みのために絶えず端子を動かしていなければならなかったのですが、それがとても少なくなるんです。

つまりあまり動かさなくてもよくなったので、一定時間固定して照射させることが可能になり患部により長く刺激を送り続けることができるようになりました。

また、出力を限りなく抑えることもできるので急性期の繊細な施術が可能です。

コンパクトかつバッテリー内蔵のため場所を取らず小回りも利くので、すごく使いやすいですね!

実際にケガの多い競技スポーツのトップアスリートをケアするときには持ち運びに便利で効果の高いこの機器が採用されていることが多いんですよ。

いかがだったでしょうか??

イメージの付きづらい超音波…お届けできたでしょうか??

「わたしその症状かも!」と思われた方!ぜひ当院にて体験してみてください。

お待ちしております!!

当院の紹介 | 2019.08.26

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予約1年待ちの『さかい保健整骨院』にて、全国から訪れる「手術しかない」「どこにいっても治らない」といった難治性(重症)方を数多く担当した院長・松田を中心に、厚生労働省認定の柔道整復師がみなさまのカラダのお悩みにお応えする、浦和駅徒歩3分の整骨院です。

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