ボディカル浦和ブログ

変形性股関節症股関節の痛み

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変形性股関節症の症状とは?

加齢などを基盤として関節の機能障害をきたす疾患を変形性関節症と呼び、特に股関節に起こった場合を変形性股関節と呼びます。
関節軟骨の変性や摩耗に伴い、骨棘など骨の増殖性変化が続き、疼痛、腫脹、可動域制限、関節の変形などの症状が生じます。
痛みは初期では運動開始時や荷重がかかった際、鼠径部などに起こりやすく、進行すると痛みは持続的になり、靴下が履きにくい、足の爪切りや、しゃがみ込みの可動域制限と共に安静時や夜間にも痛みが出てきます。
また、痛みや変形による脚長差、外転筋力の低下により様々な歩き方(疼痛回避跛行・トレンデレンブルグ歩行)が出現します。
このような状態で、レントゲン撮影を行い、関節裂隙の狭小化・骨棘形成・軟骨下骨の硬化・骨嚢胞などを認めた場合、変形性股関節症を疑います。
※関節裂隙:骨と骨の間に見られる隙間のこと(レントゲンでは軟骨や半月板などが描出されないため一定の幅の空間として描出される)
※骨嚢胞 :骨の一部が空洞化すること
※骨棘  :何らかの刺激に骨が反応して生じたとげ状の増殖性変化のこと

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変形性股関節症の原因

変形性股関節症には、基盤となる疾患が明らかでない一次性と、何らかの疾患や病態に続発する二次性とに分けられます。
大半は二次性となり、寛骨臼形成不全や発育性股関節形成不全(DDH)などによる股関節の亜脱臼・脱臼によるものが多く、近年では一因として大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)の関与が注目されています。
一次性では、加齢変化、体重増加、肉体労働、スポーツなどによる過負荷が要因と考えられており、部分的な筋緊張により伸張性が低下することで、関節運動の軸中心が偏位し、逸脱した関節運動となることで変形に繋がる可能性が示唆されています。
その他にも、臀部の筋力低下や足部の安定性の低下などにより片足重心となり、重心制御が上手くできなくなることで、股関節の不安定性に繋がるケースもあります。

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ボディカル浦和とは

予約1年待ちの『さかい保健整骨院』にて、全国から訪れる「手術しかない」「どこにいっても治らない」といった難治性(重症)方を数多く担当した院長・松田を中心に、厚生労働省認定の柔道整復師がみなさまのカラダのお悩みにお応えする、浦和駅徒歩3分の整骨院です。

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