ボディカル浦和オフィシャルブログ

椎間板ヘルニアはどうやって治せば良いの??

こんにちは!ボディカル浦和です!

10月に入って雨が多くなってきましたね。せっかくの休日…雨でお外にいけない…。

ちょっと気持ちもブルーになりがちですが、こんな日こそお家でカラダを少し動かすと気持ちもカラダもスッキリして良いかもしれません!

何より達成感がありますよね。「私は今日これをやれた!」みたいな。それも大切な脳への栄養だと思います。

では、「えー…カラダ動かすのは…」という方は?

ベタですが読書・映画鑑賞ですかね!

私たちはカラダの専門家であり、せっかくなのでやっぱりお身体に関わる読書をおススメしちゃいます!

でもあまりに長いと読むのも大変…。専門用語が多すぎる…。

ならば、ブログで有益な情報を短時間でゲットしましょう!

今回は、腰痛解説シリーズ第二弾として「椎間板ヘルニア」について解説したいと思います。

最後までぜひ読んでください!

腰部椎間板ヘルニアってどんな疾患ですか??

まずはヘルニアという用語のご説明から。

へルニアとは、体内の臓器や構造が、本来の場所から脱出した状態の総称です。

例えば、脱腸という言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、これは腸の一部が鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる疾患であり、「鼠経ヘルニア」と呼ばれます。

次に椎間板ですが、これはご存じの方が多いかもしれません。

私たちの背骨は1つ1つの骨のブロック(椎骨)が積み木のように積み重なることで成り立っています。

竹井 仁 著 『姿勢の教科書』より抜粋

このブロック間のクッションの役割を果たすのが椎間板と呼ばれる組織です。

椎間板は、中心部の髄核と呼ばれるゼリー状の組織とそれを取り囲む繊維で成り立っていますが、この繊維に何らかの要因で裂け目が生じ、そこから髄核がはみ出ることがあります。

竹井 仁 著 『姿勢の教科書』より抜粋

これが椎間板ヘルニアという状態です。

椎間板ヘルニアは首から腰までどの場所でも起こりえますが、特に荷重が集中する腰に頻発します。

したがって腰部椎間板ヘルニアと呼ばれるのですね。

主な症状

椎間板の髄核が神経を圧迫すると、下肢の痺れや痛み、力が入りにくいといった症状が出てきます。

特に腰部の下の方で神経が圧迫されると、前回、脊柱管狭窄症でお伝えした、両足の痺れや、排尿・排便に関わる症状が出ることがありますので、その場合は、一度大学病院や専門の整形外科などで精密検査を行ってください。

また、椎間板自体には神経・血管は存在しませんが、繊維が裂けると修復しようとして神経や血管が椎間板に侵入します。

その状態で圧迫するようなストレスがかかったり炎症反応が起こると腰の痛みが出てきます。

椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は何が違うの??

脊柱管狭窄症は脊柱管と呼ばれる神経の通り道が狭くなる経過を辿って症状がでてきます。

竹井 仁 著 『姿勢の教科書』より抜粋

したがって主に、骨の変形が要因になりますが、椎間板ヘルニアは先ほどご説明した髄核と呼ばれるゼリー状の物質が、繊維の裂け目から脱出することで症状がでてきます。

竹井 仁 著 『姿勢の教科書』より抜粋

経過が違うとご説明すれば分かりやすいかなと思いますが、神経を圧迫することで生じる症状は似通ってきますので、良く混同しがちです。

一般的には、前かがみになることで椎間板の前方に圧がかかり後方への脱出が促されるので椎間板ヘルニアでは痛みが生じやすく、

後ろに反る動作は脊柱管が狭くなるので、神経・血管の圧迫が強まり痛みが生じやすいと言われています。

また、脊柱管狭窄症の場合は前かがみになることで、圧迫が解放されて症状が緩和しますので、こういった傾向で判別できることもあります。

ただ、あなたは椎間板ヘルニア、あなたは脊柱管狭窄症と、完全に区別できるかというと、見た目上や症状ではどちらも該当するということがありえます。

それは、どちらも疾患もカラダの動かし方や姿勢の崩れなどが積み重なった結果、生じている「変化の過程」だからです。

ただ、目的は症状を緩和することですので、どちらかに決めることよりも、

どういった症状が今でていて、どうすると症状がでてきて、どうなると楽になるのか、

動作や関節の動きがどこに制限があり、何を修正しないといけないのか、

カラダを楽にするために、今の状態を正確に把握し、今できることを考えることが大切だと思います。

逆に腰痛の訴えだけあってどちらとも言えない場合は画像の見た目で疾患名だけ断定されてしまうこともあります。

いずれにしても、結果的にやることは変わらず、ただマッサージを繰り返す、湿布を貼る、では原因と処置が繋がっていませんので、なかなか症状は改善してきません。

そういったご経験はありませんでしたでしょうか??

主な原因

椎間板への圧を高めるような運動強度が高いスポーツ、腰に負担がかかるお仕事などで発症しやすいと言われています。

椎間板への圧は常にかかっていますので、自然に年齢を重ねることでの摩耗、つまり加齢によっても起こり得ます。

この図は前回の脊柱管狭窄症でもお見せいたしましたが、健康で腰痛なんか感じたことないという人だって、20代から椎間板の突出や繊維の亀裂が20%~30%いるんです。

Systematic Literature Review of Imaging Features of Spinal Degeneration in Asymptomatic Populations. Brinjikji W, Luetmher PH et al. AJNR, 2014 Nov 27より引用・コメント追記

つまり、あなたのその画像に見える変形は1日、1週間で出来たものではありませんので、

腰の痛み+画像の見え方だけで椎間板ヘルニアによる神経を圧迫する痛みとは言い切れないということです。

ただ、椎間板というクッションが減っているという状態は構造上、骨への負担が増えているということには違いありませんので、この負担はなるべく軽減したいですよね。

進行すると背骨への負荷が変形を引き起こし、変形性脊椎症(変形性膝関節症の背骨バージョンです)、脊柱管狭窄症へと症状が進む可能性があります。

また、クッションの役割をサポートする体幹を上手く使えずに一部に集中するような使い方をしてしまうと、ギックリ腰のような痛め方をしてしまいかねません。

ボディカル浦和ができること

変形してしまった椎間板をもとに戻す!というわけにはいきませんので、いかにそもそもの要因となった負担をかけるようなカラダの動かし方や姿勢を修正するか、が大切になっていきます。

先ほど、腰痛を発症したことがない健康な方でも組織の変化は若い時からはじまっていて…というお話をいたしました。

痛みは脳が発するカラダが危ないというサインであるということと、組織の変化=痛みではないということを併せて考えると、楽にカラダを動かせるようになり、緊張が取れて脳が安心すれば、

椎間板が出ていても薄くなっていても痛みの信号が止まる可能性がありうるのです。(もちろん適応できる範囲に限界はありますのでそこは初回にしっかり評価をしていきます!)

したがって痛いので動きたくない…疲れやすいし、じっとしていた方が良い気がするから座っていよう…は腰痛の場合、逆効果になることがあります。

座っていても椎間板への圧力はかかります。というかむしろ座っている方が負担がかかります。

竹井 仁 著 『姿勢の教科書』より抜粋

構造的な変化が起こった際には、そもそもの原因が姿勢や動かし方から来ていますので、

負担をかけないカラダの上手な動かし方を学ぶことは非常に大切なことです。

また、カラダの動かし方を修正するためには同時に、痛みそのものの感覚を抑えてあげることも重要であり、負担をかけていることで2次的に発生している筋肉の緊張も適度に落としてあげることも必要です。

筋肉の緊張は組織への圧力を高めたり、縮こまることで引き延ばされる痛みが生じやすかったりします。

さらに筋緊張による血流の阻害は、痛みの環境を整える要因となり、痛みの感覚を抑えこんでもすぐに再発する可能性があります。

したがってボディカル浦和では、

施術により筋緊張を緩めつつ、痛みの感覚を抑えて、まずは動きやすい環境を整えたのちに、

簡単なエクササイズにより動きの修正を行う。

この一連のサービスを一貫して提供しています。

こういったサービスは短時間で同じことを繰り返す従来の施術法では難しく、さらにエクササイズ指導はある程度広いスペースと施術とは違った専門の知識と技術が必要です。

ボディカル浦和のスタッフは医療系国家資格所持者であると同時にトレーナーの資格保持者でもあり、この要件を完璧に満たしています。

また、施術は個室で、エクササイズは専用の広いスペースでと、施設が一連のサービスを滞りなく提供できるようなコンセプトで設計されています

県内、全国でもまだこういった施設は珍しく、貴重な存在だと思います。

初回来院時より、痛みの場所や強さ、経過などしっかりヒアリングした後に、動かし方や立ち姿勢など細かく分析していき、分かりやすいようにフィードバックをいたしますので、

自分の状態が良くわかり、納得して施術に臨めますし、

動画やお写真で都度フィードバックしながら微調整・改善もいたしますので、同じことを説明なく繰り返されて不安になることもありません。

当然、エクササイズはお家で出来るように効果がありなおかつ特別な用具を必要とせず簡単にできるものをご用意していますので、自宅で何をやったら良いのか迷われることもありません。

いかがでしょうか。

動かないことには動きは治らない。

動くためには一時的に痛みの感覚を抑えてあげることが必要。

この2点が大切であり、そのどちらもボディカル浦和では満たせます。

したがってジムと治療院を別々にいく必要もなくなります。

人の動作のクセや姿勢は一朝一夕には治りません。時間はどうしてもかかります。

かかりますが、人生90年の時代が来ようとしている今、60歳でもあと30年と考えると、どんなにスタートが遅くとも、どんなカラダの状態でも無駄ではありません。

やれること、ご案内できることは必ず何かしらあります。

迷われたらぜひボディカル浦和までお越しください。きっと力になれると思います。

スタッフ一同お待ちしております!

腰椎椎間板ヘルニア | 2019.10.23

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ボディカル浦和とは

予約1年待ちの『さかい保健整骨院』にて、全国から訪れる「手術しかない」「どこにいっても治らない」といった難治性(重症)方を数多く担当した院長・松田を中心に、厚生労働省認定の柔道整復師がみなさまのカラダのお悩みにお応えする、浦和駅徒歩3分の整骨院です。

■ 院名 ボディカル浦和

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埼玉県さいたま市浦和区東仲町25-5-1
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