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ボディカル浦和オフィシャルブログ
ヒトはどのように動くのか?①(静止姿勢について)
こんにちは!ボディカル浦和です!
皆さんはバイオメカニクスという言葉をご存じでしょうか。
バイオメカニクスと「ものはどうやって動くのか」「ヒトはどうやって動くのか」を考える学問です。
日々の活動の中で起きているカラダの動きを力学と関連付けて考えます。
私たちは普段カラダの動きをイコール筋力、筋肉の動きだけで考えてしまいがちですが、ヒトのカラダは筋肉の収縮だけで動いているわけではありません。
万歳した手を降ろすのは私たちが力を入れて(筋肉を収縮して)コントロールすることも出来ますが、力を抜くことで手を降ろすこともできますよね??
これは見えない力、重力が外から私たちの身体に影響を与えているからです。
この重力は地面に対して垂直下向きに必ず働いており、物体の中心にかかります。これが良く耳にする重心です。
一つの箱をイメージすればその中心に重心がかかっていることは分かりやすいですが、人のカラダだとどうでしょうか??
この場合は、身体の部位ごとの重心を合成して考えます。
つまり、頭の重心、腕の重心、体幹の重心、足の重心…といった具合に存在する諸々の重心をすべて合成します。
すると人のカラダの重心は仙骨の前あたりに落ち着くと言われています。
では、カラダを動かす上で、この重力が作用する点、重心をどのように考えればよいでしょうか??
その前に…物理のニュートンの法則である、「作用・反作用」の説明をしなければいけません。
作用・反作用の法則とは「物体がある物体に力を加えるとその物体から同じだけの力が逆方向に返ってくる」という法則です。
分かりやすい例で行くと、手で壁を押した際に後ろ側に押し戻されるというシチュエーションです。
手で壁を押しても前に進むことは出来ず、踏ん張らない限りは必ず後ろに押し戻されます。
これが「作用・反作用」です。
重力にも同じような作用が働いており、重力によって人が地面を押している力が生まれているのですが、その押している力に逆らう力が地面から返ってきています。
これが「床反力」と呼ばれる力です。
この床反力と重力が釣り合っており、相殺されることでヒトは静止する姿勢を保つことが出来ています。
ただし、この床から返ってくる反力は、足で押している力になるので、当然その範囲は足底の範囲内に留まります。
この足底の範囲内を「支持基底面」と呼びます。
では、その支持基底面から重心が外れるとどうなるでしょうか?
イメージとしては隣の人から上半身を押された状況を想像してみてください。
こうなると上半身の重心が支持基底面から外れてしまいますので、床からの反力との相殺関係が崩れてしまい、回転する力が働くことにより、
倒れてしまうと思います。
つまり、ヒトは重心の下に支持基底面と呼ばれる支えを作っており、重心はこの範囲内に常に留めておかないと静止することができないということになります。
普段、姿勢が崩れやすい人はこの重心をコントロールすることが苦手ということも言えそうです。
また、この重心は姿勢を変えることで変化します。
例えば手を上げた状態です。
さきほど、重心は身体の各部位の重心の合成だというお話をいたしました。
したがって、手を上げることで腕の重心があがるとどうなるでしょうか??
合成した結果、静止立位で仙骨の前にあった重心の位置は上がってくると思います。
動作で考えると、動作は姿勢の変化の連続となりますので、同じように考えることができると思います。
例えば、スクワットの動作を考えると、立った状態からしゃがみ込む姿勢に変化する中で重心の位置は変化していきます。
負担を減らして効率的にカラダを動かすためには、先ほどの話で、重力を上手く床反力で相殺してあげることが必要になるので、
両足足底の中心にしっかりと重心が落ちるようにコントロールすることが必要であると考えることができます。
そうするとどういったフォームでスクワットを行えばよいのか?というのが見えてきそうですよね!
当院ではこういった「ヒトはどのように動くのか」という考えを、カラダの評価やエクササイズ指導する際に役立てて分かりやすくお伝えしています。
続きが気になった方はぜひ当院までお越しください!
お身体の状態をチェックして、施術から運動指導まで一貫してご案内いたします!
皆様のご来院を心よりお待ちしております!
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