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ボディカル浦和ブログ
肩関節周囲炎(五十肩など)頭・首・肩の痛み
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肩関節周囲炎(五十肩)の症状とは?
中年以降に発症しやすい肩関節の疼痛と可動域制限を生じる疾患です。
画像や徒手での検査で明らかになっている疾患の可能性を除外したうえで、肩関節の周囲に起きた炎症を肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)と呼びます。五十肩ではない検査で明らかになる別の疾患について、詳しくは次の項目をご確認ください。
衣服の着脱や髪をとかす、帯を締めるなど肩を動かす日常生活に支障があり、安静時や夜間に痛みがでることもあります。
肩関節周囲炎はいかの病期に分かれます。
急性期:明らかなきっかけがなく、急激に痛みが生じ、安静時や夜間の痛みを訴える。また痛みによる可動域制限が起こる。
慢性期:安静時や夜間の痛みが和らぎ、可動域制限と動作時の痛みが主な症状となる
回復期:可動域の制限が改善し、痛みも徐々に消失していく
各病期は4カ月ほどで、1年ほどの経過で改善していく傾向にありますが、根本的な治療を行わないと長期化することが多々みられます。
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肩関節周囲炎(五十肩)とは異なる疾患
【腱板断裂】
肩関節を囲んで補強している腱からなる構造(腱板)の断裂による疼痛と断裂した筋の筋力低下を生じる疾患
【石灰沈着性腱板炎】
腱板の変性などにより沈着した石灰が引き起こす急性の炎症
【肩峰下インピンジメント】
腕を上げる際に、肩関節を構成する上腕骨の大結節と肩甲骨の肩峰が衝突し、肩の疼痛や引っかかり感を生じる状態
【肩峰下滑液包炎】
肩関節の動きを滑らかにするために摩擦を軽減する袋(肩峰下滑液包)の炎症。腕の動きにより圧迫や衝突を受け、挟まれやすい位置にある。
【上腕二頭筋長頭腱炎】
摩擦ストレスが生じやすい肩の前方に位置する溝(結節間溝)を通る上腕二頭筋の腱の炎症。
【頚椎症】
背骨の首の部分(頸椎)や椎間板が変性し、神経を圧迫することで頚部・肩周辺の痛みや可動域制限を生じる状態
【胸郭出口症候群】
腕に向かう神経・血管が通り道である胸郭の出口(頚部から鎖骨と肋骨の間隙、胸筋下の間隙を通る)で牽引や圧迫を受けることで発症する肩や腕周辺の痛みや痺れなどの症状
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肩関節周囲炎(五十肩)の原因
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩周りの筋肉のアンバランスや、関節に負担をかける悪い動きのくせが原因となることが多く、特に猫背の姿勢で固まると、肩甲骨が通常の位置よりも外へ流れ、肩は内側に巻くようになってしまいます。
肩をしっかり動かすためには土台となる肩甲骨が安定している必要がありますが、位置関係が崩れることで、筋力のアンバランスが生じます。本来の協調して働くはずの筋群の中で過剰に働く筋・弱まる筋が生まれることで、正常な関節運動の軌道からずれてしまい、その結果、周囲の組織への負担が増してしまいます。
他にも、内巻き肩は、横に手をあげたと思っても、通常の方よりもやや後ろに引いた形になり、この構造上生じる負担が炎症を生む要因となってしまいます。
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